• 作品紹介

    『ミリキタニの記憶』紹介

    「ミリキタニの猫」以前のミリキタニを探して…

    「ミリキタニの猫」の撮影は2001年に始まった。それ以前のミリキタニを知る人々の証言と、当時のミリキタニを写した写真そしてミリキタニの描いた絵などでつづられた、ミリキタニの過去をめぐる旅。

    東京にはミリキタニの「過去」を知る3人の人物がいた。彼らはそれぞれニューヨークでミリキタニと交流していた当時の写真を見せて、思い出を語ってくれる。

    広島にいる「親戚」の家では古い絵が発見されていたことが分かり、「本家」には家系図が残されていた。

    ニューヨークでは、ミリキタニの晩年を日夜ともに過ごして、一番良く知る存在にインタビュー・・・。

    そして「尊厳の芸術展」(The Art of Gaman)で展示された絵がある。2012年秋から2013年にかけて東京藝術大学美術館を皮切りに、仙台、福島、広島、沖縄と巡回して評判になった「尊厳の芸術展」。日系人強制収容所で作られた日用品・美術工芸品を集めた展覧会で、ジミー・ミリキタニの描いた絵も展示されていた。